2025年4月、半期に一度の活躍した社員を讃える表彰式 “IS HEROES” が行われました。
今回は受賞したメンバーのインタビューを紹介します。
Interview Profile
株式会社ストアフロント
営業推進部 第一営業グループ 東京オフィス
S.E 2019年4月入社
MVP Awards
Win-Win賞、Be Innovative賞のノミネートの中で最も優れていた人/1名を表彰
担当業務
関東甲信越エリアの携帯販売代理店および店舗の営業を担当。
店舗収益を増やすために売上分析・課題抽出・施策立案などを行いながら、ストアフロントが運営する自社サービスの販売強化を行っています。
受賞理由
個人として全KPIを達成しながら、リーダーとしては仕組みづくりを通じてグループ全体を牽引し、『ありがとうと言われるサービスの提供』というビジョンの実現に大きく貢献しました。
Q:MVPの受賞おめでとうございます!表彰されたときはどんな気持ちでしたか?
今回のMVP受賞は、前回のGoodJob賞とはまた違った嬉しさがありました。
前回は、自分自身が主体となって成果を出した実感が強く、「やりきった」という個人としての達成感が大きかったです。一方で今回は、ストアフロント全体の存在感や実績が、グループ会社内で評価されたうえでのMVP受賞だと思っているので、個人としてというより「会社として認められた」ことが何より嬉しかったです。
この半年間は、関わるメンバーに無理なお願いをすることも多くありましたが、それでも皆さん協力してくれました。その結果が成果に繋がったと感じているので、今回の受賞は自分ひとりの評価というよりも、仲間や会社全体に対しての評価として受け取っています。だからこそ、嬉しさもより大きく感じました。

Q:この半期に注力した取り組みについて教えてください
“仕組み化”と“細やかな信頼づくり”で、個人もチームも成果を生み出す
この半期はとして成果を出すだけでなく、「自分が直接やらなくても、どうすればメンバーが動けるようになり、成果を出せる状態をつくれるか」をテーマに取り組んできました。これが、今回の表彰コメントにもあった「仕組みで勝ち、人で圧倒する」という部分に繋がっています。
まず「仕組みで勝つ」とは、KPIツリーをベースに、誰でも迷わず営業行動ができる“型”を整えることです。
たとえば、「この店舗にはこういう情報をヒアリングする」「この課題があればこの資料を使う」といった、行動指示やフォーマットを整備し、属人的なやり方に頼らず、行動のパターン化を進めました。その結果、チーム全体がブレることなく、同じ方向に向かって動けるようになったと感じています。
また、「人で圧倒する」とは、取引先との信頼関係を丁寧に積み重ねていくことです。
たとえば、雑談の中で出てきた店舗スタッフさんの名前や話題は必ず覚えておき、次回訪問時に自然に会話をつなげるようにしています。また、「このデータが見られたら便利だな」といった、何気ない一言も聞き逃さず、次回の打ち合わせにはしっかり反映するようにしてきました。
私はもともと、人とすぐに打ち解けられるタイプではありません。だからこそ、普通なら見過ごしてしまいそうな“小さな丁寧さ”を積み重ねてきたことが、取引先からの信頼につながっているのだと思います。
Q:「仕組みで勝つ」について、具体的な事例を教えてください
「誰でも迷わず動ける仕組み」で、経験に関係なくチーム力を最大化する
「仕組み」で特に大切にしているのは、「経験に関係なく、誰もが迷わず行動できる状態をつくること」です。
よく「自分で考えて動いて」と言われることがありますが、経験が浅い段階では、いくら考えても的外れなアクションになり、かえって遠回りになることも少なくありません。だからこそ、まずは“迷わず動ける型”を整え、実践を通じて考える力を育てていくことが重要だと考えています。
そうした「仕組み」の一部をご紹介します。
▼仕組み①:入社後の研修と育成体制
入社後1ヶ月間の研修では、営業の基本知識やスキルを体系的に学べるカリキュラムがあります。これにより、経験の有無にかかわらず、スムーズに実務へ移行できるような体制を整えています。上司やメンターが伴走しながら、「できる」を着実に積み重ねられる環境になっています。
▼仕組み②:業務プロセスと行動フレームの整備
実務に入った後も、営業プロセスに沿って迷わずアクションを選べるよう、業務フローやフォーマットを用意しています。判断に迷う場面では、フレームを活用しながらメンバーと一緒に状況を整理し、対応方法を明確にしていく運用体制を構築しています。
▼仕組み③:情報収集の標準化
取引先へのヒアリング内容や情報共有の方法を定型化することで、誰が対応しても情報の粒度が揃うようにしています。これにより、メンバーごとの解釈のズレを防ぎ、すぐにヒアリングアクションができる状態になりました。全員がスピード感を持って動ける仕組みになっています。
こうした仕組み化の目的は、「属人化の防止」と「自走できる組織づくり」です。誰もが迷わず、安心して動ける状態をつくることで、組織全体としてのスピードと成果の質を底上げしています。
Q:メンバーの育成において苦戦したことや、大切にしていることを教えてください
「自分の期待」と「メンバーの現状スキル」とのギャップに悩みました。
このくらいはできるだろう、自分だったらこう動くのに、といった前提を、無意識のうちに相手にも求めてしまい、関わり方に戸惑うことが多くありました。最初のころは「なぜできないの?」という視点で接してしまい、その結果メンバーの主体性を引き出せていなかったと思います。
そんなときに、「まずは自分の期待値を見直そう」と考え直し、相手に合わせた目線で育成するスタンスへと切り替えました。目指す方向は変えずに、あくまで期待値の高さを一段下げたんです。これは妥協ではなく、「今その人にできること」に合わせて支援していく、という意味です。
メンバーには「できた」という実感を積み重ねてもらうことを何より大切にし、支援の方法も相手の状態に応じて柔軟に調整してきました。悩みながらも真剣に向き合ってきたからこそ、今では少しずつ育成の手応えを感じられるようになってきています。
Q:今後どのような組織を目指し、どんな人と一緒に働きたいですか?
全員が高い基本スキルを備え、『チームで勝てる組織』へ
目指しているのは、再現性のある『チームで勝てる組織』です。特定のエースや属人的な営業力に頼るのではなく、誰が担当しても一定の成果が出せる組織をつくっていきたいです。そのために最も大切なのは、営業テクニックよりも「社会人としての基本スキル」だと考えています。
たとえば、メールは必ず返信する、期日を守る、余裕をもって行動する、といった「当たり前」の水準が高いチームこそが、取引先から信頼される営業組織になるはずです。チームで勝つためには、非常に重要な要素だと思います。
私自身、ストアフロントで社会人力を学びました。だからこそ、「営業力」と「社会人力」の両方を伸ばせる場を提供したいと考えています。この力は、どの会社・どの業界でも通用する“武器”になるはずです。
こうした『チームで勝てる組織』を実現するためには、一緒にその文化をつくっていける仲間の存在が欠かせません。営業として成果を出すことに加えて、「社会人としてもレベルアップしたい」という想いを持つ方であれば、活躍できる場になると思います。
スキルや経験は、最初からなくても大丈夫です。大切なのは、教えられたことをまずは素直に実践し、やってみた結果を振り返り改善していくことです。このシンプルな行動のサイクルを繰り返せる人は、確実に成長していきます。
私たちのチームは、そんな「当たり前を徹底する」人たちが集まり、お互いを高め合いながら、全員で勝てる組織を目指しています。