2025年4月、半期に一度の活躍した社員を讃える表彰式 “IS HEROES” が行われました。
今回は受賞したメンバーのインタビューを紹介します。
Interview Profile
株式会社ストアフロント
営業推進部 第三営業グループ 福岡オフィス
T.T 2023年10月入社
Good Job Awards
半期で業務目標の達成や成果を残してきた社員/営業部門から計4名を表彰
担当業務
中国・九州エリアの携帯販売代理店および店舗の営業を担当。
店舗収益を増やすために売上分析・課題抽出・施策立案などを行いながら、ストアフロントが運営する自社サービスの販売強化を行っています。
受賞理由
現場と信頼関係を築き、スタッフの意欲を引き出す取り組みで、販売数全国1位の店舗を創出。困難な状況でも店舗と真摯に向き合い、解決に導く姿勢が、組織全体に良い影響を与えました。
Q:まずは受賞おめでとうございます!表彰されたときはどんな気持ちでしたか?
ノミネートされていることは事前に知っていましたが、自分にはまだ力不足だと感じていたため、まさか受賞できるとは思っていませんでした。
東京や札幌オフィスで活躍する同じ部門のメンバーの働き方を見ていると、行動量の多さやロジカルな営業スタイルなど、学ぶべき点が多く、自分はまだまだだなと感じていたんです。
そんな中で受賞できたことは本当に驚きでしたし、取引先の方からお祝いの言葉をいただいたり、受賞後に周囲のメンバーから声をかけてもらったことで、ようやく実感が湧いてきました。自分のやってきたことに自信が持てるようになった受賞でした。

Q:この半期の取り組みの中で、苦戦したことについて教えてください
大きな変化は、店舗の運営会社の窓口担当を任されるようになったことです。
これまでは、先輩社員が運営会社の方と戦略を立て、私は店舗担当として現場で施策を実行する役割でした。しかし今は、運営会社と一緒に戦略を練り、店舗への展開まで一貫して担う立場になりました。自分にとっては大きなステップアップである一方で、商談の進め方や立ち振る舞いには戸惑いも多く、特に最初は苦戦しました。
店舗担当としては「目標をどう達成するか」をスタッフの皆さんと一緒に考えながら取り組むことが中心ですが、運営会社とのやりとりでは、「目標設定そのものをどうするか」から始まります。その目標が実現可能かどうか、現場の実情とあっているかなど、より広い視点で考える必要がありました。
先方の意向を汲みつつも、ただ受け身になるのではなく、自ら情報を整理し、主体的に戦略を設計する力が求められます。自分にとっては新たなチャレンジであり、難しさを感じながらも、確実に経験値を積むことができたと感じています。
最初は先輩に商談同席をしてもらい、進め方や担当者さんの人柄、コミュニケーションのコツまで丁寧に教えてもらいました。福岡オフィスには、多様な経験をもつ先輩がいるため、自然と学べる環境が整っているのも、大きな支えになりました。
Q:仕事をするうえで大切にしてることを教えてください
“名前”を大切にしたコミュニケーションで距離を縮め、信頼を積み重ねる
一番大切にしているのは、「店舗スタッフの方々との関係性づくり」です。「成果を出すために人間関係を築く」のではなく、「信頼関係を丁寧に積み重ねた結果として、成果が生まれる」と考えています。
スタッフの方とコミュニケーションをとる際には、「○○店の○○さんがこう話していましたよ」など、あえて “人の名前”を出すようにしています。匿名性のある数字や情報だけでは伝わりにくい内容も、人に紐づけることで伝わりやすくなり、相手との距離感もぐっと縮まります。また、「○○さんが最近こんなことを頑張っていて…」と店長さんに伝え、現場でそのスタッフさんが褒められるように働きかけることもあります。
こうした日々の丁寧な関わりが、スタッフの方々のモチベーションを高め、結果として店舗全体の成果にもつながっていくと考えています。スタッフの皆さんが自信を持って取り組めるようになり、「販売しやすくなった」と言っていただけたときは、ただ人間関係が良好なだけでなく、同じ目標に向かって相乗効果が生まれていることを感じました。
スタッフの皆さんが苦しさを感じないよう、日々のコミュニケーションで心理的な負担を少しでも減らし、前向きに仕事に取り組めるような関わり方を大切にしています。
Q:この1年半で、ご自身が成長を実感したことについて教えてください
『何で何で』を深掘りしながら、相手を意図する方向へ導き合意を得る
一つは、「何で何で」を深堀ることが習慣化されたことです。これはストアフロントが大事にしている姿勢の1つでもあります。
例えば、担当店舗から「できない」と言われたときに、そのまま受け取るのではなく、「なぜそう思うのか」「どこに課題があるのか」と店舗スタッフの方たちに問いながら考え、解決策を提示できるようになったと感じています。言葉の背景や理由をつきつめて、それに対して的確なアドバイスや提案ができるようになったことは、成長の一つだと思っています。
もう一つは、交渉の場面での立ち回り方です。店舗の運営会社の担当を任せてもらうようになってから、提案の組み立て方や、相手との着地点を意識した交渉術を、実践の中で少しずつ身につけてきました。
もともと、頼まれたことに100%で応えてしまうタイプでしたが、今は言われた通りにやるだけではなく、「どうしたらより効果的か」を考えて動けるようになってきました。まだまだ勉強中ではありますが、こうした成功体験の積み重ねが、少しずつ自信にもつながっています。
Q:成長の中で、周囲からのサポートは大きな支えになりましたか?
入社直後からサポート体制は手厚いと思います。福岡オフィスをはじめ、社内には携帯販売店で働いた経験のあるメンバーが多く在籍しており、取引先と同じ立場を経験してきた人たちが身近にいることは、安心感につながりました。
私自身、業界未経験での入社だったうえに、プライベートでも携帯ショップを利用する機会がほとんどなかったため、現場の実態がまったく分かっていませんでした。だからこそ、「現場では実際にこう動いている」「こういう言い回しの方が伝わりやすい」といった、取引先目線での具体的なアドバイスを日常的にもらえる環境に、とても助けられました。
また、困ったことがあったときにすぐ上司に相談できる環境も、大きな支えになっています。営業職である以上、目標達成は常に意識する必要がありますが、その過程で「こういうやり方はどうでしょうか?」と自分の意見を気兼ねなく提案できる雰囲気があり、上司やチームメンバーがしっかりと向き合ってくれることで、納得感を持って業務に取り組めています。
Q:今後の目標や、将来一緒に働くメンバーに向けてメッセージをお願いします!
“協働”の大切さを、次世代に伝えていける存在へ
ストアフロントの営業は、ただモノを売って終わりではありません。店舗の皆さんとともに、長期的な関係性を築きながら、サービスを継続的に届けていくことが求められます。
そうした中で、「どうすれば相手のためになるか」という視点を持ち、一方通行ではなく相手と一緒にゴールを見据えて進めていく“協働”の姿勢がとても大切だと感じています。
私自身も、そうした考えをもとにこれまで経験を積んできました。これからは、その経験を言語化し、整理して伝えていくことで、新しく入ってくるメンバーが少しでもスムーズに業務に馴染めるよう、支えていけたらと思っています。
前向きに相手を巻き込みながら、「まずはやってみよう」と行動できる方と、これから一緒に働けたら嬉しいですね。