メンバーたちの「想い」と「挑戦」をお届けするMembers File。
今回は、サービス運営を担うグループでマネージャーを務めるYさんと、入社して間もないOさんにインタビューを行いました。
自社サービスへの向き合い方や、メンバーが迷わず安心して挑戦するための「対話」と「仕組みづくり」について伺いました。
Interview Profile
株式会社ストアフロント
サービスデベロップメント部 ビジネス企画グループ
マネージャー S.Y
2018年4月入社業務内容
自社サービスの企画・運営全般を統括。
販売店や営業部門からの要望を吸い上げ、サービスに反映させるための意思決定や優先順位付けを担っています。
また、ビジネス企画グループのマネージャーとして、戦術策定・実行、メンバー育成などのマネジメントに従事しています。
Interview Profile
株式会社ストアフロント
サービスデベロップメント部 ビジネス企画グループ
M.O
2025年10月入社業務内容
自社サービスの機能改修や画面設計におけるディレクション業務を担当。
販売店の声やユーザーの利用状況をもとに、実装に向けた具体的な仕様への落とし込みから、進行管理までの実務を担っています。
グループが大切にしているミッションと価値観について教えてください
「自分の親にも安心して勧められるか」を軸においたサービスづくり
会社のミッションである「安心して暮らせる未来をつくる」と、ビジョンである「ありがとうと言われるサービスを提供する」をより自分事化するために、私たちは「自分の親にも安心して勧められるサービスをつくる」という言葉に置き換えて、日々の活動の指針にしています。
スマホは今や生活に欠かせないものですが、親世代にとっては用語1つとっても難しいものです。だからこそ、専門的なことが分からなくても直感的に「いいね」「助かった」と感じてもらえるサービスを届けています。この「身近な人を想う気持ち」が、結果として多くのユーザーへの価値に繋がると考えています。
そして、この想いを体現するために、私たちは3つの価値観を大切にしています。
▼支援しあう文化
サービスは、プロダクトマネージャー、ディレクター、営業部門、開発パートナーなど、多くの人が関わるからこそ形にできるものだと考えています。そのため、お互いの得意・不得意を理解し、足りない部分を自然と補い合える関係を大事にしています。
▼説明責任と誠実さ
企画や運用の判断に対して「なぜその判断なのか?」を言葉で説明するようにしています。これは、チーム全体が迷いなく動けるようにするためです。また、わからないことを“わからない”と正直に言えること、間違ったら「素直」に直せることも大切にしています。これは安心して仕事ができる環境づくりの土台にもなっています。
▼ユーザーにとって分かりやすい世界をつくる
たとえ機能が優れていても、使い方が複雑であれば、本当にいいサービスとは言えないと考えています。ユーザー体験が複雑にならないようシンプルに整理し、説明方法や導線など、「親世代でも迷わず使える状態」を目指しています。
これら3つの価値観の根底には、「困っているユーザーや仲間に、ちゃんと向き合うこと」がベースにあります。サービスの企画・改善は、どうしても機能や数字だけを追いがちですが、私たちはいつも「その先にいる人」を想像する姿勢を忘れないようにしています。
お二人は、具体的にどのような役割でサービスを支えているのでしょうか?
私たちのグループには、プロダクトの方向性を決める役割(PdM)、実現方法を具体化する役割(PM)、実務の進行を管理するディレクター、そしてユーザーの声を収集するCSといった役割があります。
その中で私は現在、プロダクト全体とプロジェクト運営の両方の責任者を兼務しています。ユーザーの声やデータに加え、販売店の方や営業の声を踏まえ、「どんな機能を、どの順番で、どう良くしていくか」の意思決定を担っています。
担当する「ダレカナブロック」や「ポケットバックアップ」を、親に胸を張って勧められるサービスへ成長させることが私の仕事です。
私は、Yさんが描いたサービスを“ちゃんと動かし、ちゃんと良くする” 実務を担当しています。
ユーザーや販売店からの要望・不具合への初期対応、開発チームとの調整、スケジュール管理、リリース前の最終チェックなど、業務は多岐にわたります。サービスの「毎日」を支える仕事が中心です。
各部門と連携しながら、販売店で案内がしやすく、ユーザーも迷わずサービスを使える状態を一緒につくっています。「裏側の地道な仕事が、ユーザーの安心につながる」という想いで、運用と改善を進めています。
私たちが大切にしているのは、サービスをつくって終わりにしない、ということです。
販売店の皆さんが「どう説明し、どう伝えるか」、利用するユーザーが「どうしたら戸惑わないか」までセットで考え、関係部門と日々会話をしながら共通認識を持って進めるようにしています。
現場の「販売しやすさ」とユーザーの「使いやすさ」の両立にこだわり抜くのが私たちのスタイルです。
Oさんは未経験での入社ですが、ストアフロントに入社した決め手を教えてください
つくって終わりではなく、ユーザーに「ありがとう」が届く仕事がしたい
ストアフロントのビジョンである「ありがとうと言われるサービスを提供する」に共感したことが一番の理由です。
前職は、Web制作に長く携わってきましたが、サイトを作って終わりの環境にどこか物足りなさを感じていました。ストアフロントは、ユーザーからの「ありがとう」を大切にしていて、その声に応えられる仕事がしたいと思い入社を決めました。
自分の両親も高齢になり、スマホを使っている姿を見ていると、親世代にとっては「やっぱり使いづらい部分があるんだな」と実感することがあります。そうした不便さをサービスで解消していけるということに魅力を感じ、業界未経験ですがチャレンジすることにしました。
入社してみて、改めて感じた会社の印象や、イメージ通りだったことはありますか?
入社前から「話しやすそう」という印象を持っていました。面接はすごく緊張していましたが、質問の仕方だったり、途中で雑談を挟んでいただけたことで、コミュニケーションのしやすさはその時から感じていました。
実際に業務に入ってからも、その点は変わりません。話しやすい・聞きやすいことが業務の進めやすさにつながっていると感じています。
入社して3か月弱ですが、毎週1on1の時間も設けていただけていますし、日々安心して業務に取り組めています。
私たちグループはできる限り風通しのいい仕事環境にしたいと思っています。安心して業務に取り組める状態にすることで、結果として成果に繋がると考えているため、「何でも言える雰囲気」は意図的につくっていますね。
実際に業務に入ってから感じる“難しさ”はどんなところですか?
一番は「数字と向き合うこと」です。これまでの経験では制作物のクオリティ管理が中心でしたが、今は「サービス利用者が何人いて、日々どう変化しているか」という定量的な視点が求められます。
今後ステップアップをしていくにあたり、いずれはサービスのPL管理もできるようになりたいと考えているため、Yさんにサポートいただきながら全力で向き合っているところです。
メンバーが安心して業務に取り組めるよう、どのような環境づくりをしていますか?
「対話」と「仕組み」で、誰もが迷いや不安なく挑戦できる環境をつくる
大きく3つの取り組みを行っています。
1つ目は、「お互いの得意・不得意を理解して、支援し合える状態をつくる」ことです。
人それぞれの強みや弱みを可視化する「スキルセットシート」と、個人の働き方やコミュニケーションの特徴を共有する「取説シート」を導入しています。最初からお互いを理解した状態で協力できるため、「ここは〇〇さんに任せよう」「ここはサポートが必要だ」と自然に補うことができ、チームとしての相乗効果が生まれやすい土台を整えています。
2つ目は、「1on1を通じて“誠実に向き合う”文化をつくる」ことです。
業務の悩みや不安、キャリアの希望、役割に対するモヤモヤまで、一人で抱え込まずに何でも話せる定期的な対話の場を設けています。「言ってもいい雰囲気」と「まずは受け入れる姿勢」を心がけることで、挑戦することへの心理的なハードルを下げています。
そして3つ目は、「分かりにくいものを“わかる状態”にしていく」仕組みづくりです。
サービス運営はタスクが複雑になりがちですが、業務フローの整理や工程管理表の可視化を徹底し、「誰が何をやるのか」「なぜその順番なのか」を明確にしています。これにより、チームや関係部門と同じ言語・同じ温度感で、迷いなく仕事に向き合える環境にしています。

サービス運用をしていくうえで、チームとして大切にしている共通の視点はありますか?
1つは「なんでなんでを繰り返す」ことです。なぜその機能が必要なのか、本当の目的は何なのか、という問いを繰り返して突き詰めていきます。
もう1つは「網羅性」です。私たちの仕事は、一つの小さなチェック漏れがサービス全体の停止を招きかねません。常に一つの視点に固執せず、「他に影響範囲はないか?」と全体を俯瞰する視点を持つことを大切にしています。
新規・既存問わず、「ないものから形にする」プロセスには純粋に楽しさとやりがいが詰まっています。もちろん、物理的な制約や予期せぬ不具合など、一筋縄ではいかない場面も少なくありません。ですが、そうした壁を一つひとつ乗り越え、理想を形にしていくプロセスそのものが、この仕事の何よりの面白さだと感じています。
今後どのようなグループを目指していきたいと考えていますか?
作り手の理想よりも、ユーザーが「迷わず安心して使える」体験を追求し続ける
これからも変わらず「自分の周りの大切な人が、迷わず安心して使えるサービス」を追求し続けます。
大事なのは、“作り手が届けたい世界”と“ユーザーが受け取る世界”は必ずしも同じではない、という視点です。作り手の思い込みで進めるのではなく、ユーザーがどう困り、どう受け取るのかを起点に世界観をつくっていきたいと考えています。
最終的に、自分の身近な誰かがアプリを使ったときに、「これ使いやすいね」「助かったよ」と自然に言ってもらえるようなサービスづくりを続けていきたいですね。
最後に、この記事を読んでいる未来の仲間へメッセージをお願いします!
ストアフロントには「まずやってみよう」という挑戦を全力で後押しする文化があります。私自身、業界未経験でのスタートでしたが、日々のサポート体制がしっかり整っているおかげで、迷わず前に進むことができています。
技術や知識も大切ですが、それ以上に「一緒に解決していくこと」を楽しめる方なら、きっとやりがいを感じられる環境です。変化や困難もチームで支え合いながら、一緒に成長していける方と働けたら嬉しいですね。
私たちは、サービスに込める想いと、そこに関わる人に対して「ちゃんと向き合う姿勢」を大事にするチームです。
- 困っている人の声に素直に向き合えること
- 物事を整理しながら、誰にでもわかる形にできること
- 自分の得意・不得意をオープンにできること
- 一人で抱え込まず、周りと協力して進められること
- 現場とサービスの“橋渡し”ができること
こうした姿勢を大切にしながら、「自分の大切な人に胸を張って届けられるサービス」を形にするために、現場とユーザー、そして仲間と誠実に向き合い続けられる。そんな方と一緒に、これからのサービスとチームを共に育てていきたいと思っています。
