Message

代表メッセージ

事業開始から20年。
私たちは、今、次のステージへの
「序章」に立ちました。

代表取締役社長

岡田英明

ストアフロントの事業は2026年に20年の節目を迎えました。携帯電話販売店というリアルな現場とデジタルコンテンツをつなぐ市場において、リーディングカンパニーへと成長してきました。20年という歩みを重ね、組織としても非常に成熟しているように見えるのですが、岡田社長ご自身は現在の会社の状況をどのように捉えていらっしゃるのでしょうか?

そうですね、外から見ると長く事業を続けてきた「安定した企業」に見えるかもしれません。携帯ショップという巨大なプラットフォームの中に、デジタルコンテンツを紹介する仕組みを持っていますから。でも、私の認識は全く違います。今のストアフロントは「成熟期」にあるのではなく、「序章」を迎えているという認識なんです。

事業を始めて20年で、まだ「序章」ですか?少し意外です。

周りから見ると意外かもしれませんが、私の中ではまだ「序章」なんです。これまでの20年は、これから始まる本番のための「長い準備期間」だったと言っても過言ではありません。なぜなら、私が創業当初から目指してきた「自分たちのサービスで勝負するアプリベンダーになる」というスタートラインに、今ようやく立てたところだからです。
これまでは、携帯ショップのネットワークを通じて、他社のサービスを顧客に紹介する“つなぐ場”を提供してきました。これからは、その“場”に想いを込めた「自分たちのサービス」を提供していく。事業を始めてから20年になりますが、私の気持ちとしては「第2創業期」の真っ只中にいる。それが、ストアフロントの現在地だという認識です。

315円の「悔しい体験」が、原点

そもそも、岡田社長がこのビジネスを立ち上げた原点には何があったのでしょうか?

原点は、私個人の「ちょっとした悔しい体験」にあります。まだ携帯電話がガラケーだった時代、携帯ショップで機種変更をした際に、当時流行していた月額315円の「着うたサイト」を登録しました。実際に曲をダウンロードし再生してみたところ、なんと本人歌唱ではないカバー曲だったんです。

それは、ショックですね。

すごく悔しかったですね(笑)と同時に、「自分と同じように嫌な思いをしている人が、他にもいるんじゃないか?」と思ったんです。自分の中では、その時のモヤモヤが心の中にずっとありました。その記憶があり、携帯ショップとのビジネスモデルを考えはじめました。当時の携帯ショップは、端末を安価で販売する代わりに、オプション加入などで収益を得るビジネスモデルでした。一方で、サービス提供者は、常に新しいユーザーを求めている。そこで私は考えました。「多くのお客様が訪れる携帯ショップで、店員さんがお客様にとって『正しい、本物のサービス』を案内できれば、関わる皆にとってよいことではないか」と。
お客様は求めているサービスを購入でき、ショップは収益を得られ、サービス提供者は新規ユーザーを獲得できる。この「三方よし」の関係を作れば、必ずビジネスになると確信して、2006年にたった一人で創業しました。

自分たちがつくった場に、自分たちのサービスを並べる

その原点から始まり、事業は拡大していきました。なぜ今、「アプリベンダー」を目指すのでしょうか?

私たちは、サービスと顧客をつなぐ場を提供する「リアルアフィリエイト」という広告ビジネスを展開してきました。しかし、私がもともと目指していたのは、メーカーが魂を込めた自社製品を顧客に提供しているように、自分たちの手で世の中の課題を解決するサービスを生み出すことでした。その思いが決定的になったのが、コロナ禍です。

コロナ禍で何があったのですか?

携帯ショップの営業が止まり、世の中の動きが停止しました。私たちのメイン事業である広告収益も大打撃を受けました。リアルアフィリエイトはショップに来店したお客様にサービスを紹介し、加入していただくことで収益が発生するビジネスだからです。しかし、その中でも唯一、収益を上げ続け、会社を救ってくれた事業があったんです。それが、細々と始めていた自社サービスの「セキュリティソフト」でした。
携帯ショップが閉まって新規の加入が止まっても、すでに利用しているお客様が解約せずに使い続けてくださっている。なぜなら、そのサービスは「スマホにアプリを入れているだけで、ウイルスや詐欺から守られる」という、お客様にとっての本質的な便益を提供できていたからです。生活を守り続ける価値です。これこそが、私たちが目指すべき次の展開だと確信しました。
今、ようやく「自分たちのサービス」を世の中へ届けられる体制が整いました。だからこその「序章」なんです。20年かけて土台を作り、ようやく本編が始まる。ここからが本当の勝負なんですよ。

「機能追求」から「心が動く体験価値」へ、デジタルに体温を

「アプリベンダー」として、具体的にどのような社会課題を解決していきたいですか?

デジタル技術の進化に伴う「分かりにくさ」と「不安」の解消ですね。今のデジタルサービスは便利ではあるのですが、一方で人によっては使いこなすのが難しくなっています。その原因の一つは、サービスの開発が制作者視点での「機能追求」に傾きやすいことがあると思います。どうしても、つくっている人の感覚が勝ってしまうことがあります。そうではなく、ユーザーの「心が動く体験価値」を追求することを目指していきたいと思ってます。

機能ではなく、心が動く体験価値の追求、ですか?

例えば、「クラウド」や「同期」といった言葉。私たちのような業界の人間は、当たり前のように使っています。しかし、私たちのサービスを利用してくれている方の多くは、私の親世代です。その言葉が何を意味して、それによって何ができるサービスなのかは伝わりにくいです。デジタルに慣れ親しんでいる世代と、そうではない世代では、デジタルに向き合う感覚が違うんです。だから、使いやすい機能も違ってきます。
もちろん機能は大切です。ただ、私たちが本当に追求するのは機能そのものではありません。直感的に心や感情が動く「体験価値」なんです。サービスを使った瞬間に、「あ、これですごく楽になった!」「安心した!」という体験です。機能はそのためにあるんです。
私たちは、誰にでも分かる言葉で、直感的に操作でき、「入れているだけで自然と役に立つ」という優しさのあるサービスを作りたいと思っています。複雑になってしまったデジタル社会を、誰にでも安心して使える「新しい当たり前」へと翻訳していくことを実現していきたいですね。

「#OneAction!」――失敗しないことこそが、最大の失敗だ

ここからは、組織文化や求める人物像についてお聞かせください。バリューにある「#OneAction!(ワン・アクション)」には、どのような想いが込められているのでしょうか?

「#OneAction!」は、もともと社員たちがボトムアップで決めたスローガンがきっかけで生まれたバリューです。意味はシンプルで、「勇気を持って一歩踏み出そう」「昨日より少しだけ新しいことをしよう」ということです。
私は社員によく「失敗しても大丈夫だ」と伝えています。むしろ、「失敗しないこと(何もしないこと)」こそが本当の失敗であり、リスクだと考えています。何か新しいことに挑戦して、うまくいかなくても、それはデータが取れたということです。成功するまで粘り強くやり続ければ、それは失敗ではありません。大切なのは、完璧にやることよりも、まず一歩を踏み出してみることなんです。

とはいえ、失敗を怖がってしまうのは、誰もが持つ感情だと思います。

そうですね。だからこそ、「#OneAction!」のハードルは極限まで下げていいと思っています。毎月、社員同士で自分の「#OneAction!」を共有する場があるのですが、そこで大切にしているのは内容の大きさではありません。例えば、「最近、料理を始めました」とか「筋トレを始めました」といったような、小さな挑戦でもいい。
大切なのは、「思考を停止せずに、何かを変えようと動いている状態」を習慣化することです。日常的に小さな挑戦を積み重ねている人は、いざ大きなチャンスが来た時にも、恐れずにバッターボックスに立てるようになりますから。

学歴も過去も関係ない。誰でも活躍できる環境にしたい

ストアフロントで活躍するためには、どんな経歴や経験が必要ですか?

ストアフロントで活躍するためには、学歴や過去の経歴は一切関係ありません。私自身、若い頃は実績も肩書きもありませんでした。それでも頭の中には、事業への強い挑戦心がありました。そんな私を、事業とともに挑戦する機会を与えてもらったんです。
その経験こそが、今の私をつくっていると感じています。だからこそ、過去の経歴や肩書きに関係なく『誰でも活躍できる環境』にしたい、そんな場所でありたい、という想いが根底にあります。

どんな人に仲間になってほしいとお考えですか?

仲間に求めていることは、とてもシンプルです。まずは「当たり前のことを当たり前にできること」です。私が若いころに心がけていたのは、人の話を素直に受け止め、すぐに行動に移すことでした。人から信頼を得るために、まずは自分にできる基本的なことを徹底することから始めたのです。そうした小さな積み重ねが、今のストアフロントの信頼につながっています。「人として信頼される誠実さ」は、そうした「当たり前の積み重ね」から生まれるものだと考えています。
そしてもう一つは、「他責思考ではないこと」です。成果が出ないことを、会社のせいや環境のせいにする人は、ストアフロントには合わないかもしれません。私たちは今、「アプリベンダー」へと変わろうとしている過渡期にあります。整っていない部分もたくさんあります。それを嘆くのではなく、「じゃあ自分で整えよう」と思える人にとっては面白い環境だと思います。
私は社員全員に、各サービスの「ブランドマネージャー」になってほしいと伝えています。「ブランドマネージャー」とは、サービスの社長のような存在です。誰かに言われたからやるのではなく、「どうすればお客様に『ありがとう』と言ってもらえるか」を自分事として考え抜く。それができる人であれば、未経験でも必ず活躍できます。

まずは「勇気と自信」を。その先に「夢と希望」がある

最後に、これから応募を考えている方へメッセージをお願いします。

新しいことを始める時、不安はあると思います。「自分にできるだろうか」「失敗したらどうしよう」と。 でも、悩んでいる時間はもったいない。「#OneAction!」です。勇気を持って飛び込んできてほしいですね。
今の私の役割は、「勇気と自信」を与えることだと考えています。 未経験でも、自信がなくても構いません。私たちが20年かけて作ってきた安心して挑戦できる環境があります。まずはここに飛び込んで、小さな成功体験を積み重ねてください。そうすれば、必ず「自分にもできるんだ」という勇気と自信が湧いてきます。
そして、皆さん一人ひとりが力を発揮し、会社がアプリベンダーとしてさらに成長したその先で、今度は私たちが社会や次の世代に対して「夢と希望」を与えられる存在になれると信じています。 今はまだ、そのための「序章」です。

なるほど。「序章」というのは、そのための準備が整った状態、という意味でもあるんですね。

その通りです。ようやく社員たちが主体性を持ち、「勇気と自信」を持てる会社になってきました。だからこそ、ここからが「夢と希望」を叶えにいく本番なんです。ここから、ストアフロントの本当の挑戦が始まります。
完成された組織の歯車になるのではなく、これから始まる物語の登場人物として、一緒に社会課題を解決するサービスを生み出し、未来を作っていきたい。少しの勇気を持って飛び込んできてくれる方と働けることを、楽しみにしています。